ブランドの原点は“トランク”にあり
今や世界中のファッショニスタが憧れるハイブランド、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)。その代名詞ともいえる「モノグラム」や「ダミエ」のバッグたち。しかし、その華やかなブランドの原点が“トランクケース”だったことをご存じでしょうか?
今回は、ルイ・ヴィトンというブランドの出発点、「最初の商品=トランク」にまつわるストーリーをご紹介します。

■ 創業者ルイ・ヴィトンのルーツは「荷造り職人」
ルイ・ヴィトンは1821年、フランス東部のジュラ地方に生まれました。家は木工職人の家系でしたが、彼は14歳で家を出て、徒歩で2年間かけてパリに向かいます。
やっとの思いでパリにたどり着いたルイが就職したのは、旅行荷物の梱包専門店「マレシャル工房」。
ここで彼は、当時の貴族や上流階級の旅行者のために、荷物を効率よく美しく梱包・収納するスキルを磨いていきます。その丁寧な仕事ぶりは評判を呼び、やがてナポレオン3世の皇妃ウジェニーの専属パッカーにまでなりました。

■ 1854年、「旅行の革命」を起こすフラットトランクを開発
1854年、ルイ・ヴィトンは33歳で自らの名を冠したブランド「LOUIS VUITTON」をパリに創業します。そこで彼が最初に発表したのが、世界初の“フラット型トランク”でした。
当時主流だったのは、雨を弾くために蓋が丸い「ドーム型トランク」。しかしこれには大きな欠点がありました――積み重ねができないのです。鉄道や船旅が主流だった当時、大量の荷物を積むには不便きわまりないものでした。
そこでルイは、「グリ・トリアノン・キャンバス」と呼ばれる軽量かつ防水性のある布地を用い、天面がフラットなトランクを考案。重ねて運べることで、輸送の効率が格段に向上し、瞬く間に上流階級の旅行者たちに支持されるようになりました。

■ トランクは単なる荷物入れではなく「ステータス」の象徴へ
ルイ・ヴィトンのトランクは、ただの旅行道具ではありませんでした。その美しいデザインと緻密な職人技、そして実用性の高さから、やがて持つ人の「ステータスシンボル」としての意味合いを強めていきます。
内装には用途に合わせた仕切りや引き出しが付けられ、ジュエリー用、帽子用、靴用など、オーダーメイドでパーソナライズできる点も魅力でした。今でいう“ラグジュアリー・カスタム収納家具”のような存在だったのです。

■ ルイの想いは、今も「トランク」に息づいている
現在でも、ルイ・ヴィトンでは伝統的なトランクの製作を続けており、パリ近郊のアニエール工房では熟練職人たちが手作業で1点ずつ丁寧に仕上げています。
モノグラム柄のトランクや、コラボレーションによるアート作品のようなトランクも登場し、インテリアやコレクターアイテムとしても人気を集めています。
まとめ:すべては「旅」から始まった
ルイ・ヴィトンは、ブランドの本質を「旅」と「機能美」に置いています。創業者ルイが考案した“フラット型トランク”は、まさにその精神を象徴する製品。ファッションとしての魅力だけでなく、実用性や発想力の高さ、そしてクラフトマンシップの結晶でもあるのです。
次回は「モノグラム柄はコピー防止が目的」について詳しくご紹介します。続きが気になる方は、ぜひチェックしてくださいね!

LOUIS VUITTONの在庫一覧をチェック
当社では、STORESにて、リユースアイテムの販売を行なっております。
商品の仕入れは主に、古物商専門のオークションで行っており、全品メンテナンス済みですので、届いたその日から気持ちよく使っていただけます。
是非チェックしてみてくださいね
